ODEKAKE BAG #003

お出かけバッグ「阪堺電車の景色」

HISTORY

阪堺電車

日本に6路線しかない路面電車の1つである「阪堺電車」。チンチン電車の愛称で知られ、明治44年から現在に至るまで100年以上の間、大阪の人々の暮らしに寄り添ってきました。

旧紀州街道に沿って堺の町を走り抜け、市内中心部では大道筋に沿うような形で走ります。この間、チンチン電車の車窓や駅から見る景色はどこか懐かしく、なぜか切ない気分にさせてくれます。

大阪の今と昔を路線でつないでくれる、そんな阪堺電車にお出かけバッグとともに乗車します。

今回のお出かけスポット

チンチン電車

運転席

線路



車内

今回のお出かけバッグ

MONO tote M

13インチのノートPCやA4サイズの書類に水筒など、公私共によく使われるアイテムが収納可能です。バッグ内側には、迷子になりがちな小物入れ用の内ポケットが2か所あります。

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Spot 01

チンチン電車

2023年時点では、1957年以降に製造された車両が主に運行しています。

阪堺電車が所有する最も古い現役車両は、1928年(昭和3年)から運行している「モ161形」ですが、冷房がないため暑い夏にお目にかかることはなく、1月の三ヶ日の増発時や特別運転時のみの運行となっています。

通常運行している車両では、写真(上)の1957年製造の「モ501形」がレトロな見た目で人気の車両です。


Spot 02

運転席

現在は全車両が、運転士ひとりで運行するワンマン運転となっており、ローカルバスのように運転士自身が下車客に一人一人対応しています。

運転速度は機械やプログラムなどのシステムを導入しておらず、運転士によるマニュアルオペレーションとなっています。また、一般の道路上を走る「併用軌道」という区間では、他のクルマと同様に法令に基づいた速度で走行しているとのことです。


Spot 03

線路

阪堺電車には上町線と阪堺線の2路線あり、堺と大阪を結ぶ全長約18kmを路面電車が走り抜けます。この間、一般のクルマと並走する「併用軌道」であったり、民家の真横を走行したりと、路面電車ならではのユニークな姿を見せてくれます。

人々にとって、線路の距離が近いことがチンチン電車に親しみを感じる理由なのかもしれません。


Spot 04

人々が車両を待つ姿。その始まりは1897年(明治30年)に設立された大阪馬車鉄道株式会社までさかのぼります。

その名のとおり当時は馬が乗客を乗せたを車両を曳いて走るというもので、今でも東天下茶屋駅では『馬車鉄道跡』碑を通してその歴史を感じることが出来ます。

建屋の老朽化や都市計画などにより建て替えや取り壊しが進んでいる場所もありますが、駅で車両を待つ姿は、今も昔も変わらないのかもしれません。


Spot 05

車内

電車内は定期的に更新され続けているため、電子ディスプレイなど、ところどころ現在に合わせた仕様になっています。それでも1957年製造の「モ501形」などの古い車両では扉の形状や、掲示している文字のフォントなど、どこか見覚えのある懐かしさを感じる部分も残されているような気がします。

利用客の利便性を考えて、必要最低限のみを更新し続けているのでしょう。そのため新旧が入り混じった良い意味での違和感が新鮮に感じます。


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